卒業生の声 Vol.01: 佐藤智恵(MBA2001)

 

プロフィール

 

1970年兵庫県生まれ。1992年東京大学教養学部卒業後、NHK入局。報道番組や音楽番組のディレクターとして7年間勤務した後、退局。

2000年1月米コロンビア大学経営大学院留学、翌年5月MBA(経営学修士)取得。

NHK時の共著に『太平洋戦争 日本の敗因〈6〉外交なき戦争の終末』(NHK取材班編) (角川文庫)がある。

株式会社ボストン・コンサルティング・グループを経て、現在外資系テレビ局勤務。

 

参考URL
http://www.shinchosha.co.jp/book/458901/


 

 

あなたの夢は何ですか?
その夢をかなえるために、今、何を学びたいと思っていますか?
コロンビア大学経営大学院(コロンビアビジネススクール)は、あなたの夢への扉を、
必ず開いてくれるビジネススクールです。

 

  コロンビアビジネススクールを卒業して、はや7年。
  コロンビアで過ごした1年半は、私の人生の転換期として、大きな財産となっています。
2000年1月にNHKを退職し、コロンビアビジネススクールにMBA留学することを決意しなければ、MBAを取得する夢も、マンハッタンに住む夢も、ジュリアード音楽院で音楽を学ぶ夢も、著書を出版する夢も、新しいテレビチャンネルを立ち上げる夢も、ハリウッドでドラマを制作する夢もかなわなかったと思います。

 

  2001年卒業の同級生は、いま、世界中の様々な業種で活躍しています。投資銀行、経営コンサルティングという定番業種から、グローバル企業の管理職、医師、弁護士、ジャーナリストといった専門職、NPO法人や国際機関の代表、政治家、さらには起業家まで、多岐にわたっています。
  卒業後7年も経つと、転職を重ねてステップアップをしている人も多いようです。「ワークライフバランスが悪いから転職した」「アメリカ以外で働いてみたかったのでアジア企業に転職した」---メールで近況を連絡しあうたび、「みんなアグレッシブだな~。私、最近日々流されているよな~。」と反省することしきりです。卒業生それぞれが、それぞれの道を歩んでいるのを見ると、コロンビアビジネススクールが多様性(Diversity)を何よりも重んじていた意味が、やっと分かったような気がします。

 

  このページをごらんになっている皆さんの中には、留学そのものに何となく興味がある方もいらっしゃれば、コロンビア大学という大学に興味がある方、MBAに興味があって、どのビジネススクールに出願しようかと情報収集をしている方、あるいは、すでに複数の学校からの合格通知をもらい、最終的にどの学校へ進学しようか迷っている方など、様々な方々がいらっしゃると思います。
  コロンビアビジネススクールの優れたカリキュラムや有利な就職事情については、在校生の皆さんが詳しく書かれているので、ここでは、卒業生として「コロンビアビジネススクールを卒業してよかった」と実感した点を3つお伝えしたいと思います。

 

  1. 卒業後のキャリアゴールにあった知識とスキルを身につけることができる
  2. ニューヨークという立地からあらゆる分野の最高峰に直に触れられる
  3. 揺るぎない知名度、ブランド、人脈で、卒業生として誇りに思うことができる

 

1.  卒業後のキャリアゴールにあった知識とスキルを身につけることができる

 

  コロンビアビジネススクールの特徴の一つとして、必須科目の質の高さに加えて、選択科目の多様性があると思います。例えば、学校のホームページのArea of Studyというところをご覧になっていただければ分かりますが、メディア・マネジメント専攻を希望すれば、ビジネススクールだけではなく、ロースクール、ジャーナリズムスクール、フィルムスクール等、他のコロンビア大学の専門大学院の授業を受けるとことができます。

  私の場合、現在の仕事と直結して役立ったのは、Development, Production, and Exploitation of the Film & TV Properties(Spring 2001)という科目でした。ハリウッドの映画プロデューサーの役割から、収支の仕組み、ハリウッド映画の企画の書き方、脚本家との交渉術まで学ぶことができ、かなり実践的なカリキュラムでした。今でもたまに教科書を読み返すことがあるくらいです。


  コロンビア大学は、どの大学院も全米トップクラスにあるため、ビジネススクールとほかの大学院等とのDual Degreeを取得する同級生もたくさんいます。MD/MBA, LLM/MBA,等2つの学位を同時に取得することができるのです。卒業後、起業したければ、起業家養成コースを、投資銀行家として成功したければ、高度なファイナンスのコースを選べばいいわけです。


  MBA取得後、何をめざすのか、そのために必要な科目は何か -- コロンビアビジネススクールでは、多種多様な学生のニーズにこたえるカリキュラムがすべてそろっているといっても過言ではありません。 

 

2.  ニューヨークという立地からあらゆる分野の最高峰に直に触れられる

 

  コロンビアビジネススクールに入学して驚くのは、一流のゲストスピーカーによる特別講演の多さでしょう。毎日のように、どこかのクラスで、どこかの投資銀行のCEOやFortune100のCOOがスピーチをしています。

  私が最も印象に残ったのは、拙著「ゼロからのMBA」にも少し書きましたが、いまや世界一の資産家となったウォーレン・バフェットです。当時はバフェットに関する知識もあまりないまま、講義を聞いたのですが、彼に関する著書を何冊も読んだ今では、何と貴重な機会だったのかと思います。


  一流の人には一流の人特有のオーラがあります。一流のもつオーラとはどういうものか -- ビジネススクールでの講演で、直接CEOやCOOにお会いしなければ、実際には分からないものです。講演会で、経営者はよく「失敗」の話をして、わたしたちを励ましてくれました。そして、自分の学生時代の話で笑わせてくれました。第一線で活躍している経営者は、誰もが素晴らしい人柄でした。「自分も10年後、20年後には、彼らのようになりたい!」 -- 在学中は、よく、そんな野心をもったものです。


  「一流」に触れられるのは、ビジネスの分野だけではありません。文化、芸術、スポーツ。すべての分野の最高峰がニューヨークにはあります。私の場合は、借金をして留学している身でありながら、自分への先行投資だと思って、ありとあらゆる「一流のもの」を観にいきました。METのオペラ、カーネギーホールのコンサート、ブロードウェイのミュージカル、メトロポリタン美術館やMOMA。大リーグやNFLの試合も観にいきました。(コロンビア大学の学生だと割引がきくものもたくさんあるのです!)。


  音楽については、観るだけではなく実際に学びたいと、猛特訓をしてジュリアード音楽院(夜間)のオーディションを受け、声楽のコースに通うことができました。ジュリアード音楽院のレッスンが終わって、夜、リンカーンセンターからコロンバスサークルにあるマンションまで歩いて帰りながら、「私はこんな素晴らしいレッスンが受けられて、何てラッキーなんだろう」、としみじみ思ったのを覚えています。


  ニューヨークにいた1年半で、人や文化に対する審美眼が養われ、私の一生の糧となりました。もちろんそれは、現在のエンターテインメントビジネスに直接役に立っています。

すべては、ニューヨークにあるコロンビアビジネススクールに留学したおかげなのです。

 

3.  揺るぎない知名度、ブランド、人脈で、卒業生として誇りに思うことができる

 

  卒業後もコロンビア大学の名前は多くのメディアで目にします。ノーベル賞受賞のニュース、有名政治家の講演、NHKの英会話講座。「スパイダーマン」をはじめ数々の映画にコロンビア大学のキャンパスが登場しているのをみると、見るたびに懐かしくなります。


  コロンビア大学は、世界的に知名度が高く、日本国内でも知らない人はほとんどいないでしょう。2008年現在、その人気がますます急上昇していて、アイビーリーグで最も競争率が高い大学だと聞きました。大学院であるコロンビアビジネススクールの競争率も年々上がっているようです。
  私は卒業後、経営コンサルティング業界に入り、現在は、メディア・エンターテインメント業界にいますが、ビジネス上で、コロンビア大学の卒業生とお会いすることが多々ありました。ビジネススクールはもとより、ジャーナリズムスクールやSIPAの卒業生など、枚挙にいとまがありません。卒業生同士は、ウェブサイトやメールを通じて、自由にコンタクトをとりあい、情報交換をしています。その結束は固く、一緒にビジネスを立ち上げている卒業生も少なくありません。

 

  およそ10年前、幸運にも、私は複数のトップスクールから合格をいただき、その中からコロンビアビジネススクールを選びました。たくさんの夢をかなえてくれたコロンビア大学とニューヨークに、いま、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

  コロンビアビジネススクールが、皆さんの夢をかなえるきっかけとなることを心よりお祈りしています。

 

2008年5月8日
佐藤智恵(MBA2001)