インターナショナルハウス

海外での生活が初めてで、アパート探しに不安を感じる方には、インターナショナルハウス(I-house, International House, New York)をお勧めします。インターナショナルハウス(通称 アイハウス)は、700人以上の大学院生と企業研修生が暮らす集合住宅で、コロンビア大学のキャンパスから歩いて10分程度の、モーニングサイドハイツと呼ばれる地区に在ります。

留学生とその家族向けの住居のため、UAHと同様に、家賃は相場に比べると安くなっています。また、建物はアイハウスのスタッフによって管理されているため、安全面、衛生面では安心です。さらに、食堂も建物の中にあるため、食事に困ることもありません。

 

アイハウスの建物は、寮タイプの南館とスタジオ及びアパートタイプの北館に分かれています。

 

南館:

南館の部屋は個人向けのため小さく、シャワールームやトイレは共用です。また、キッチンは無く、部屋によっては洗面台もありません。以下、南館の家賃について記述します。

 

  • 洗面台無しの部屋 $748- $907
  • 洗面台付きの部屋 $838- $948
  • バスルーム付きの部屋 $1071-$1245(部屋の数は極僅かです)

(全て2008年9月現在)

 

北館:

北館の部屋は、個人および夫婦向けのスタジオと1ベッドルーム、複数の学生でシェアするアパートの3つのタイプのものに分かれており、それぞれの部屋にキッチンとバスルームがついています。以下、北館の家賃について記述します。

  • スタジオ $1466-$1635
  • 1ベッドルーム $1731-$1986
  • 3人から5人でシェアするアパート $1029-$1366
  • 4、5人でシェアする個人用のバスルーム付きアパート $1433

 

申し込みTips:

アイハウスには、ホームページからオンラインで申し込みができます。UAHのホームページから申し込むこともできますが、その場合、南館の寮タイプ部屋しか選ぶことができません。また、申し込む際に、アイハウスのプログラムにどのような貢献ができるのか等を記述する“Personal Statement”を提出しなければいけません。詳細については、ウェブサイトにてご確認ください。

 

アイハウスの特徴:

  • アイハウスには“Riverside Drive”と“Claremont Avenue”の2つの入り口があり、それぞれの住所は122nd Street & Riverside Drive(500 Riverside Drive), 122nd Street & Claremont Avenue(155 Claremont Avenue)となります。
  • 北館のうち、スタジオと1ベッドルームについては、夫婦や家族が優先されるため、個人の学生は、アパートでのシェアまたは南館での寮で暮らすことが多いようです。
  • 南館の部屋の広さは、平均して2.4m x 3.4m程度なので、最初のうちはとても小さく感じますが、1年ほど住んでいると慣れます。シャワールームとトイレは共同ですが、アイハウスのスタッフが掃除してくれるため清潔です。また、部屋が狭いこともあって、各階にあるラウンジでくつろぐことが多く、必然的に知り合いを増やす機会は多くなります。
  • 家賃には電気代や水道代、インターネット通信費等は含まれていますが、食堂での食事代は含まれておらず、家賃とは別途に支払う必要があります。食事代は1日$4程度で、1学期毎(4カ月)に500ドル前払いすることになります。南館に住んでいる場合、部屋で料理ができないため、食堂で食事をすることが多く、特に問題はありませんが、北館に住んでいても同額の食事代を前払いしなければいけないため、しばしば全額、使い切れないという問題が発生します。
  • 洗濯場については、北館には1階、南館には地下にそれぞれ共用の洗濯機と乾燥機が複数設置されています。料金についてはUAHと同様、1回$1 - $2.50程度です。
  • アイハウスには居住者同士が交流するプログラムが多く企画されています。野球観戦、ニューヨーク交響楽団のコンサート、ミュージカルやオペラ鑑賞、さらには、お互いの国の文化や言語を紹介しあう行事等もあります。いろいろな国の人と知り合う機会が多いのはアイハウスに住むメリットの一つだと思います。