RT(Class of 2008 | 女性)

 

入学時年齢

36

出身業界

広告代理店

社費/私費区分

私費

出身大学

東京大学 文学部 社会学科

海外経験

短期出張と旅行のみ

家族

単身

 

Why Columbia?

 

NYという立地、1999年にキャンパスをはじめて訪れたときから、なんとなく気になる大学であったことと、知り合いに卒業生が何人かおり、いずれも素晴らしい人であったことから受験を決意しました。

結果として私はコロンビア以外合格していないので、迷う余地なく入学することとなりました。

 

出願者・合格者へのメッセージ

 

  • アカデミック

コロンビアはエンロン事件などで卒業生のかかわりが大きかったと認識しているためもあり、実用的な倫理教育に、力が入っています。(IBSという名前のプログラム)単に倫理を授業として教えるのではなく、各コアコースの授業中に、関連する倫理的問題や企業の社会責任に関するケースを扱うことで認識を深める形が取られています。たとえばコーポレートファイナンスでは、企業は誰の持ち物かという議論を行ったり、マイクロエコノミクスの授業でエイズの薬価問題を扱ったりといった具合です。
また、PSIというリーダーシッププログラムも実施されています。実社会に出たときにチームワークをきちんと取れる人材になることを目的としたプログラムで、たとえば、このため、スタディーグループは1年間を通じて基本的にアサインされた1つのグループで全科目をこなし、人間関係のマネージメントを学ぶことになっていたりします。
基本的に最初の年(1・2学期)はコア科目を同じクラスター(クラスのことです)で受けることになっています。原則として、教授も授業内容も選ぶことはできませんが、exempt試験を受けて合格すれば、コア科目の受講は免除されます。また、2学期目にコア科目に関しては翌年に受講を延ばすことも可能です。成績はコア科目については相対評価の4段階でつけられることになっています。上位20%がHonor,その次の60%がHigh Pass、下位20%がPassとなるのが基本で、まず滅多に4段回目であるLow Passを取る人は居ません。また選択科目については絶対評価なので、ほとんどの学生がHonorとHigh Passを取る科目もあるとのことです。


 

  • 学校での課外活動

大学には多くのクラブがあり、職業研究、ソーシャルライフ、スポーツなど、活発に活動しています。また、2年生が1年生のメンターとして活動するPeer Advisor制度や、教授を助けるTeaching Assistant、1年生に2年生が勉強を教えるTutor制度、アドミッションの活動を手伝うHermes Societyや各種のプロジェクトごとに選ばれる学生のボードなど、大学に貢献する機会も多く、日本人も活発に活動しています。
特筆すべきはゲストスピーカーについてではないかと思います。幻冬舎から発売されている雑誌の「ゲーテ」に連載記事を載せているので、よろしければご参照いただきたいのですが、NYという立地条件もあって、ゲストスピーカーの質、量については本当に豊富です。多くのカンファレンスもクラブ主導などで行われており、世界各国からくる要人の話をどんどん聞くことができ、とても勉強になります。

 

  • NY生活全般

野菜や肉の値段は東京よりも安い上、大学のすぐそばに日本食の食材店もあり、何でも手に入るので、自炊をする分には困ることはありません。お刺身なども東京より安くて、おいしいくらいです。ただし、レストランの値段は東京の2倍のイメージ(その分量も2倍くらいですが)なので、注意が必要です。また、言うまでもないことですが、美術館やオペラハウス、ミュージカル、ジャズ、各種のショーや巣晴らしいレストランなど、見に行くものには事欠かないところです。やりたいこと対比で時間がとにかく足りないので何に軸足を置いて学生生活を送るかを考えることがとても大事な学校のように思います。治安もすっかり改善されており、女性の一人暮らしであっても、住む場所を間違えず、夜中の一人歩きを避ける、危険といわれる地域には行かないなど、基本的な原則を守ればあまり危ないことはないと思います。

 

参考URL

 

http://takeryo.cocolog-nifty.com/30mba/

 

1週間の活動例