Case Competition

CBSに限らず、ビジネススクールでは様々なケースコンペティションが開かれます。これは、主にコンサルティング会社が主催しているもので、与えられたケースを元に、制限時間内にチームで提案を纏め、その内容を競うというものです。

 

私はコンサルティング業界を目指しているわけではないのですが、ケースコンペに参加して良かったと感じています。以下にその理由を纏めてみました。

 

チームメートとの結びつき

私は、普段一緒に課題に取り組むラーニングチームメートではなく、それ以外のクラスメートとチームを組みました。同じ授業を受けているとは言え、共に何かに取り組む機会は限られているからです。

その点、ケースコンペは、制限時間内に議論を通じて、濃密な時間をメンバーと過ごすことになり、お互いの結びつきを強くすることができます。

 

私が参加したコンペは、制限時間が36時間であり、徹夜で議論し提案を纏めました。前職でも何度もチームで徹夜をしたことがありますが、その度にチームとしての団結が深まり、仲間意識が芽生えたのを覚えています。今回のコンペでも同様の感覚が生まれ、コンペ前と比較するとメンバーとより仲良くなれたと思います。

 

スポンサー企業の理解

企業側は、優秀な学生に会社のことをより深く知ってもらい、採用に繋げるためにコンペを主催しています。

 

私のチームは幸運にもコロンビア内のファイナリストに残り、最終日には企業の本社を訪問し、一日かけて様々な社員と話した上で、最終プレゼンを行いました。

 

リクルーティングの過程では、企業側が学校に来て行う会社説明会や卒業生の社員等と話すコーヒーチャット、少人数のディナー等を行いますが、それらを凝縮して一日で行った感覚です。そのため、この最終日を通してより会社とその社員の理解を深められました。就職やインターンを希望している場合は、良いネットワーキングの機会にもなるでしょう。

 

報酬

コンペによりますが、大半のコンペでは勝者に報酬が支払われます。

 

私が参加したコンペの賞金は、トップのチームで$50,000。かなりの金額です。これに加えて、無条件でサマーインターンの機会が与えられるものでした。特に私費の学生にとっては、コンペを勝ち抜き賞金を得ることもモチベーションの一つになるかもしれません。

 

レジュメへの記載

これは後日チームメートのレジュメを見て気付いたのですが、コンペへの参加やファイナリストに残ったことをレジュメに載せていました。コンサルティング業界を目指す学生の場合、こうすることで自らの関心の強さを示すことが出来るのだと思います。

 

 

以上、コンサルティング業界を目指している方は勿論のこと、そうでない人も一度参加してみると良いのではと思います。